自殺しようとする人間が、他の自殺者を助けた結果は？！

 

 

アクシデントで事業が行き詰まったジョージ・ベイリーは自暴自棄になり、橋の上から身を投げようとします。しかし、誰かが彼より先に飛び込みました。

ジョージは、上着を脱いで川に飛び込み、先に飛び込んだ男を救助してしまいます。自分も一緒に自殺するのではなく………

先に飛び込んだ男？は翼のない二級天使クラレンス。

 

その後、二人で濡れた服を乾かしながら、生まれなかった方がよかった！と言うジョージに、クラレンスはジョージが生まれなかった世界を見せたのです。

自分が助けた弟は死んでおり、調合を誤った薬剤師は刑務所にいて、結婚しなかった妻メアリーは独身を通して、自分が開発し、住民に喜ばれていた住宅地もなかったのです。

 

今までの人生でジョージが為したことはすべてないのですから、当然なのですが、自分が生まれていなかった世界を体験して、初めて自分が今までの人生において為してきたことに気づいたわけです。幸せは失って初めてわかると言いますが、彼は失う（自殺）前に体験でそれを知ることができてよかったですね。

 

「素晴らしき哉、人生！」

終わりにしようとしていた自分の人生は、実は素晴らしかったんだ！

さらに、家族や友人も…………

 

想い出すとと幸せになる不思議が見事に表現されています。自分の会社が倒産しそうであるという現在の事実は変えられないとしても、過去を振り返ることによって今だけではなく、長いレンジで自分の人生を評価することができるのです。

 

目先の仕事と生活で手一杯で、自分の幸福に想いをはせる余裕がない人は少なくないようです。

ジョージのように、自分の生まれてこなかった人生をシミュレーションして、自分のしたことを全部消してみたらどうなるのか、試してみるのもよいかもしれません。

 

＜Happy Ending カード　No.A-3＞

 

Happy Ending カードも人生のシミュレーションをするゲームです。

一度お試しを(^_^)

 

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